「週刊文春」の性加害疑惑報道でメディアとSNS大衆による過剰バッシングで抹殺された松本人志。
未だその事実認定がなされていないにもかかわらず、メディアによる「松本人志バッシング」は激烈を極め、それに乗ったSNS大衆による誹謗中傷は止まるところを知らず、松本人志の芸人生命は絶たれてしまった状況です。
メディアによる人権蹂躙・名誉毀損の横暴はこのまま許されるのか?
さらに読者には考えてほしいのです。メディアと大衆による「過剰バッシング→表舞台からの排除」。メディアと市民が一体となってある特定の人間を抹殺する。この全体主義とでも言える異常な事態がいま急速に強まっている。
それを引き起こしているのは、常日頃全体主義を批判している当のマスコミ自身によるものだということ。またメディア報道に端を発した過剰バッシングに国民一人ひとりが加担してしまっている。もしくは見て見ないふりをしているという事実。この状況こそ危険ではないか。
「今の時代には通用しないことだから」。皆そう口を揃えて他人を戒めます。この台詞が金科玉条となり、思考停止。しかし人間が関わる出来事には常に様々な事情や背景、要因が複雑に絡み合っているものです。
そういうことはもはや考慮されず、全ての問題は「白か黒か」で判断する。人間または社会を、単純明快にすることで、私たちは自ら思考し判断することをしなくなってしまっていないか。それによって失われてしまっていることは何でしょう?あるいはこれから失われてしまおうとしていることは何か?それを考えてもらいたいのです。
「松本問題」は一有名芸能人だけの問題ではありません。次に排除され、抹殺されるのはあなたかもしれない。いまこそ考えるきっかけにしたい。だから「ありがとう、松ちゃん」なのです。
商品詳細は、表紙画像をクリックしてください。(amazonサイトが開きます)