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内容紹介
世界に誇るべき日本の最高傑作
戦艦「大和」の全貌が「設計図」から「轟沈」まで
今、ここによみがえる!「米国国立公文書館Ⅱ」より
入手した青焼き軍極秘文書、圧巻の350ページ!
さらに1945年4月7日「沖縄特攻」
戦闘時[未公開]写真収録!
2020年「大和」轟沈75周年記念!
昭和の帝国海軍「アルキメデス」たちが見落とした
想定外の[欠陥]を
令和を生きる読者自身の目で確かめよ!
物言わぬ図面とのみ取り組む技術者にも青春はある。
私の青春は、太平洋戦争の末期に、
戦艦「大和」「武蔵」がその持てる力を発揮しないで、永遠に海の藻屑と消え去った時に、失われた。なぜなら、大和、武蔵こそ、私の生涯を賭した作品だったのである。(「大和」型戦艦の基本計画者・海軍技術中将 福田啓二)
なぜ、「大和」は活躍できなかったのか?
なぜ、「大和」は航空戦力を前に「無用の長物」だったのか?
「大和」の魅力にとりつかれ、人生の大半を「大和」調査に費やした
編著者の原 勝洋氏が新たなデータを駆使し、
こうした通俗的な「常識」で戦艦「大和」をとらえる
思考パターンの「罠」から解放する。
それでも「大和」は世界一の巨大戦艦だった!
その理由を、「沖縄特攻」、米軍航空機の戦闘開始から轟沈までの
「壮絶な2時間(12時23分~14時23分)」の資料を新たに再検証。
雷撃の箇所、数を新たなる「事実」として記載した。
「大和にかかわるのは止めろ、取り憑かれるぞ」
本書は、若かりし頃にそう言われた編著者が「人生をすり潰しながら」描いた戦艦「大和」の実像である。
【目 次】
[第1章] 米海軍情報部と巨艦「大和」の謎
[第2章] 戦艦大和・建造の記録
[第3章] 戦艦大和の障害
【大型折込付録】
大和船体被害状況図(比島沖海戦時)
大和・復元図面 ①一般配置図 ②船体線図/中央切断図/防御要領図
著者プロフィール
原勝洋
1942年4月、静岡県生まれ。法政大学法学部卒業。
『高松宮日記』(中央公論社)の編集に関する調査に従事。
『文藝春秋』(昭和55年5月号)掲載の「暗号名ウルトラ 山本長官機を撃墜す」は、英訳され現在、米国国立公文書館Ⅱ所蔵の米軍極秘資料「Yamamoto shootdown」ファイルに収録されている。
『戦艦大和発見』辺見じゅんとの共著(ハルキ文庫)、『新装版・ドキュメント戦艦大和』吉田満との共著(文春文庫)の他、『零戦秘録』、『真相・カミカゼ特攻』、『暗号はこうして解読された』、『カラー写真で見る太平洋戦争』、『カラー写真で見る「原爆」秘録』、『真相・戦艦大和ノ最期』、『戦艦「大和」永遠なれ!』、『伝説の戦艦「大和」』(以上、KKベストセラーズ)などの編著がある。