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内容紹介
愛する人を失った悲しみを、あなたは、どうやって乗り越えますか?
「ゴメンねと、綴るだけで和解ができる!」
「手紙コンクール」応募作品3,000通超より、追慕・悲嘆・後悔・郷愁……と様々な想いで綴られた珠玉の50作品を掲載。また、俳優・草刈正雄さんが、今は亡き母との思い出を語ったインタビューを収録。そして、誰よりも愛する人を亡くしたとき、何よりも大切なものを亡くしたときの“悲しみ”との上手なつきあい方について、上智大学グリーフケア研究所特任所長の高木慶子先生にお話を聞きました。
読み始めると“涙が止まらない“亡き母への手紙を、
どんな想いで綴ったのか……。
応募者に取材してまとめた「手紙の向こう側」では、
母との関係や家族事情、そして、”今と未来への決意“など、
誰しもが自分を重ねてしまう、また、意外な作品の背景も紹介しています。
<特別付録>
亡くなった愛する人のもとへ、思いの丈を綴ったお便りを<お炊き上げ>して届けられる「はがき」(切手不要)が同書には付いています。
心をそっと包み込む手紙と出合える
第1章 遠いあの日を思い出して
第2章 突然襲ってきた別れでした
Column [母の日の由来] 本来は亡き母を偲ぶ記念日でした
第3章 今も後悔していることでいっぱい
Column [母の日参りって、なに?]
「母の日」に亡き母の墓前を訪ねる文化が広がっている
第4章 亡くなったあなたに似てきました
Column [「母の日参り」手紙コンクール]
亡き母を想う手紙が全国から集まる
interview [亡き母を想う]
俳優・草刈正雄さん「今も困ったら母に助けてもらっている」
第5章 仲が良かったわけではないけれど
第6章 母のようだったあの人へ
interview [悲しみと向き合う]
上智大学グリーフケア研究所特任所長・髙木慶子先生
「人間には悲しみを受け入れる”悲嘆力”がある」
第7章 悲しみから一歩踏み出して
Column [手紙を届ける]故人の手元に届ける仕組みがあります
あなたの”お手紙デビュー”を覚えていますか?
<寄せられた手紙より>
「かあちゃんがぼくに初めて見せた涙は、痛かった」(65歳男性)
「専業主婦のお母さんば少し軽蔑しとったけど、
葬儀場で入りきれんくらいの人がお別れに来てくれて
『お母さん凄かな』って思ったよ」(52歳女性)
「それまで私は『母に捨てられた』との恨みを持っていました」(73歳男性)
「ママ、産んでくれてありがとう」(15歳女性)
【著者プロフィール】
「母の日参り」パートナーシップ編
戦後70余年にわたり、我が国の家庭文化に深く根を下ろした「母の日」。近年、GWから母の日(5月の第2日曜日)にかけてお墓参りを行い、亡き母を偲ぶとともに家族の絆を確認することが、中高年を中心に広がっています。「母の日参りパートナーシップ」は、「母の日」が実は「亡き母を偲ぶ一人の女性の呼びかけで始まった」という由来を知り、長寿社会 の今後にも色褪せることなく、人々の心に豊かさをもたらす記念日であるようにと、ソーシャル・キャンペーンを展開している13企業や団体が集結した共同体です。
著者プロフィール
「母の日参り」パートナーシップ編