血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術

血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術

著者 : 奥平 智之

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定価 : 1800円(税別)

  • 判型 : 四六並製
  • 刊行年 : 2019/01/31 発売
  • ISBN : 9784584139028

内容紹介

疲れやすい、眠れない、やる気がでない、

 

イライラしてしまう、注意散漫……。

 

そんなあなたは、「栄養型うつ」かもしれません。

 

「栄養型うつ」とは、栄養の問題で生じるうつ状態のこと。栄養は、ココロやカラダだけでなく、美容にも関係があり、肌荒れ、アザ、シミ、髪の毛が抜けるなどのトラブルも引き起こします。健康診断でオールAでも、ココロやカラダ、美容面に不調があれば、栄養の問題が隠れているかもしれないのです。

 

鉄欠乏が多い10代~40代の女性、食事が乱れがちな学生、仕事が忙しすぎる会社員、認知症が気になる年齢など、不調に悩む人々に、2年先まで予約がとれない精神科医がアドバイス! マンガや図版、血液データも添え、実践的で楽しく、栄養によるココロやカラダの不調を回復に導いてくれる1冊です。

 

 本書では、鉄欠乏による不調を”鉄欠乏うつ“など、「栄養型うつ」を6つのタイプに分けて、チェックリストやカラーのマンガで、わかりやすく解説。そして、誰にでもできる “うつぬけ食事術”を、オススメの食材やレシピを用いて紹介します。

 タイプを見極めるのに必要なのが、『血液栄養解析』。栄養面から血液検査を“深読み”する方法です。8ページにわたり、血液の検査項目について、栄養面からの理想値、黄色信号、赤信号を具体的な数値入れて解説。具体的な症例もあり、専門家も必読、永久保存版の内容です!

 

【目次】

PART1 あなたのその不調「栄養型うつ」かも?

うつ状態は栄養の問題?/ 鉄欠乏うつの鉄美さんと鉄子ちゃん/Bタンパク欠乏うつのB男君/亜鉛欠乏うつの亜鉛次さん/ビタミン D欠乏うつのD子さん 他

 

PART2「栄養型うつ」って知っていますか?

栄養型うつって何?/栄養でココロの不調に負けない体質に/栄養が脳内ホルモンの材料!/栄養がエネルギー産生の要!/ストレスと戦うホルモンにも栄養が必要 他

 

PART3 それぞれの「栄養型うつ」の特徴を理解しよう

T Y P E 1: Bタンパク欠乏うつ/T Y P E 2 :コレステロール欠乏/T Y P E 3: 鉄欠乏うつ/T Y P E 4 :亜鉛欠乏うつ/T Y P E 5: マグネシウム欠乏うつ/T Y P E 6:ビタミン D 欠乏うつ 他

 

PART4 腸をよくして「栄養型うつ」回復に役立てよう

栄養型うつは腸をよくすると早くよくなる/腸内細菌は多様性が大切/腸管は口から始まる/精神に影響する腸の炎症 リーキーガット症候群/リーキーカガットは血糖調節障害や慢性炎症に 他

 

PART5 「栄養型うつ」は食べて治す

栄養型うつに効く食事/主食を急激に減らしてはいけない人はこんな人/栄養型うつに効くオススメの調理法/栄養型うつに効く消化をよくする工夫/腸内細菌がつくる健康成分 短鎖脂肪酸/栄養型うつ「タイプ別」オススメ食材/一緒に食べるオススメ食材/具沢山みそ汁/カラダにいいおやつを!/ハーブや香辛料は漢方の生薬です/医食同源 活用しよう! 漢方薬/東洋医学も栄養医学も食からの体質改善を重視/栄養面からみた気血水

 

PART6 血液検査で栄養解析をしよう

Dr. 奥平式 血液検査の栄養学的な読み方/検査数値をマスクする三大要因/血液検査で栄養チェック!/症例①②:脱水•溶血/症例③④:B6不足+脂肪肝/症例⑤⑥:鉄欠乏 他

 

 

 

著者プロフィール

奥平 智之

日本栄養精神医学研究会会長

医療法人山口病院精神科部長(埼玉県)、食事栄養療法倶楽部代表、埼玉メンタルヘルス交流会会長、埼玉若手漢方医会会長、日本うつ病学会評議員・双極性障害委員会フェロー、日本スポーツ精神医学会理事、日本未病システム学会評議員、県立特別支援学校校医、産業医、精神科専門医、漢方専門医、認知症専門医。

「メンタルヘルス(心の健康)は食事から」個々の体質や病態に合わせ、食事を中心に栄養や漢方をとりいれた診療を実践している。また、食事や腸管の重要性、血液栄養解析、認知症、東洋医学、減薬などについて全国で講演を行っている。鉄欠乏の問題は老若男女にあり、鉄はココロとカラダ、美容に大きく影響している。『貧血がない鉄欠乏による心身の不調』は血液検査をしても、見逃されているのが実情。胎児の脳神経の発達にも鉄が必須であるため、母親となる女性の鉄欠乏の問題は更に深刻。鉄欠乏女子を”テケジョ”と名付け、注意喚起をしている。また、鉄のみならず、多くの栄養学的な問題が、メンタルヘルスの分野で重要視されていたいことから、「栄養型うつ」と命名し、栄養精神医学の大切さを啓蒙している。著書に『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』(主婦の友社)がある。