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内容紹介
フツーのサラリーマンが28年間でミシュラン三ツ星店を「ほぼほぼ」制覇
総額6000万円を胃袋に落とし込んだ過剰な日本人初「美食バカ一代記」だ!
「穀潰(ごくつぶ)し」。
食べるだけは一人前で「何もしない」役立たない者をそう言う。
しかし、食べることに「金」と自分の「頭脳と足と胃袋」をかけた時、「本物のバカ」となる。
誰にもできない「一つこと」にすべてをかけるバカ。
「能書き」を垂れるだけじゃなく、行動を起こし「自分の血肉」の言葉にした本物のバカ。
世界の「ミシュランの三ツ星」に魅せられ、それを28年かけて「ほぼほぼ」食べ尽くしたバカ。
そういう素人「激烈バカ」の努力のたまものを、世間は、こうも言う。
プロフェッショナルと。
この本は、たぶん日本人初の「ミシュラン三ツ星レストラン」を制覇した男のグルメ紀行だ。
男の名は藤山純二郎。
そうあの「井戸塀代議士」藤山愛一郎元外相の孫。
まさに「美食バカ一代」なのだ! ! ! ! !
男はこう語る!
ミシュランの星には、それぞれ意味がある。
一ツ星──そのカテゴリーで、特に、おいしい料理。
二ツ星──遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理。
三ツ星──そのために旅行する価値のある卓越した料理。
だから僕は、三ツ星のためだけに、旅に出る。
「全財産」をかけた「最後の井戸塀代議士」藤山愛一郎元外務大臣の孫は
「全人生」をかけて世界中の本当に「うまいもん」を食べに食べ尽くす!
【目次】
はじめに
序 章 新三ツ星に行ってきた
第1章 ミシュランって、なんだ
第2章 僕が「食べ歩き」にはまった理由
第3章 三ツ星レストラン 忘れられないあの味
第4章 消えた三ツ星物語
第5章 これまで誰も書けなかったミシュラン最大の謎――アンタッチャブル三ツ星
第6章 日本の三ツ星を食べ歩いてわかったこと
おわりに
付録 2017年版 世界の『ミシュランガイド』三ツ星レストラン全119軒リスト
著者プロフィール
藤山 純二郎
東京出身。幼稚舎、普通部、高校、大学と慶應義塾で学ぶ。
祖父は日本商工会議所会頭や初代日本航空会長も務め、岸信介内閣の外相で大活躍した藤山愛一郎。純二郎は普通のサラリーマン。
料理評論家の山本益博の薫陶を受け、
89年から『ミシュランガイド』(ミシュラン社)を片手に現在まで28年間、
世界の三ツ星レストランを食べ歩き、全119店中、114店を制覇(2018年9月現在)。現在も、会社に長期休暇をとっては、三ツ星の美食を「胃袋に」収める。
執筆は、91年『東京ポケット・グルメ〈1992-93年版〉』(文藝春秋)、
95年から『東京食べる地図』(昭文社)、『ダイブル−−−−山本益博の東京横浜近郊たべあるき』(昭文社)を95年版から01年版まで記者として参加。