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内容紹介
[電子書籍版]2020年5月14日配信開始
【単行本】2020年6月25日発売
2012年第二次安倍政権発足時の目標は「デフレ脱却」でしたが、 実現されないまま今日に至り、国民の不満は日に日に高まっています。 そして2017年の森友学園問題、2019年の桜を見る会の問題を経て、 自民党内部でも執行部への不信が高まっているところで、コロナ危機が発生。 先日の小中高一斉休校決定の際には、事前の情報共有が行われず、 党内部で混乱や対立が起きていることがニュースで伝えられました。 本書では、1955年の自由民主党誕生からの変遷を追い、 自民党が本来あるべき民主政治から大きくかけ離れていった歴史的経緯と、 自民党が機能不全である背景を丁寧に解説。 世界経済やアジア経済に関する書籍を多数執筆し、 実際に自民党員と交流を持つ著者が、党の全貌を伝えます。 再燃する森友学園問題、安倍総理の後継者問題などに揺れ、 その未来が危うい自民党の未来を問う一冊です。
【目次】
プロローグ
第1章 亡国の政党
-一つ目の衝撃
-二番目の衝撃
-55年体制
-迫りくるグローバリズム
-最悪の政府三冠王
-安倍総理の器
第2章 個人の権利
-ロビンソン・クルーソーの権利
-ブレイブハートの自由
-権利と自由
-万人の万人に対する闘争
-国家と戦争
-人権と抵抗権、革命権、自然権
第3章 民主制の成立
-生存の共同体
-安全保障の共同体
-統治における三つの利益
-民主制という政治形態
-民主制の弱点
第4章 民主制と国家
-民主制とナショナリズム
-ブレグジット
-連合王国とスコットランド
-独裁制と民主制
-国家の喪失
第5章 自民党の消滅
-文明のマトリクス
-日本の建国
-記憶喪失の民
-権威と権力
-天皇と民主制
-五十五年体制の崩壊
-財政とナショナリズム
-自民党の消滅
エピローグ
著者プロフィール
三橋 貴明
1969年熊本県生まれ。経世論研究所所長。東京都立大学経済学部卒業。2007年、インターネットの公開データの詳細な分析によって、当時好調だった韓国経済の脆弱さを指摘し、大反響を呼ぶ。これが『本当はヤバイ! 韓国経済』(彩図社)として書籍化され、ベストセラーとなる。その後も話題作を発表し続けると同時に、雑誌への寄稿、各種メディアへの出演、全国各地での講演会などで注目を集めている。