KKベストセラーズではワニの本、ワニ文庫、ベスト新書として古くから親しまれている単行本や新書の書籍出版を中心とした出版社で、ウェブメディア「BEST TiMES」などの運用も行っております。
内容紹介
進化の過程が一冊に…
生物38億年の歴史を追う! !
奇妙で不思議な古代生物から地球を闊歩した、恐竜まで!
○なぜ繁栄し、なぜ滅んだか?最新科学で読み解く生命史!
◆22m! 超巨大草食恐竜ブラキオサウルスの秘密!
◆ハルキゲニア(=幻惑するもの)形も謎めく腐肉食者! ?
◆謎多き、恐竜界最強のティラノサウルス!
◆リアル『ジェラシック・パーク』「虫入り琥珀」の謎
◆豊かな海、デボン紀は「魚の時代」! ?
◆5つ眼のモンスター?オパビニア…etc
生命誕生、38億年――わたしたちヒトに連なる物語
生物の形に関する情報は膨大なストックがあるので、化石と類似した形態をもつ生物を現生種から見つけ、機能などを推定することができます。そういった分析のもと、ある程度の確からしさで、太古の生物を「蘇らせる」ことができるのです。本書では、古代生物を化石と復元図(想像図)で紹介し、その生態について、できる限り新しい情報を用いて解説しました。どうしてこんな形をしているのか? どうしてその時代の生態系の頂点に君臨できたのか? どうして絶滅してしまったのか? などと想像していただき、みなさんの頭のなかに生物たちを「蘇らせる」ことができれば、本書の目的は達成できたものと考えています。
著者プロフィール
岩見 哲夫
1956年、神戸生まれ。筑波大学第2学群生物学類卒業、筑波大学生物科学研究科修了。理学博士(筑波大学)。東京家政学院大学副学長、現代生活学部教授。大学において、「自然史」教育に力を注ぐ。専門は、南極海に生息する魚類、とくにナンキョクカジカ亜目魚類の系統進化、生態などで、1992年に第34次日本南極地域観測隊、2015年に第56次日本南極地域観測隊の隊員として南極海の生物調査を行った。著書に『南極海-氷の海の生態系』(2013年、東海大学出版会、分担執筆)、『南極・北極の百科事典』(2004年、丸善、分担執筆)などがある。