KKベストセラーズではワニの本、ワニ文庫、ベスト新書として古くから親しまれている単行本や新書の書籍出版を中心とした出版社で、ウェブメディア「BEST TiMES」などの運用も行っております。
内容紹介
教育現場を混迷させているのは、誰か。
教師が尊敬されないようになってから、時間が経つ。世の中からあまりありがたい存在だと思われなくなった。
一方、昨今の教育現場は、いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊、学力低下……と、混迷を極めている。そうすると、マスコミや有名識者たちは、その元凶がすべて教師にあると騒ぎ、世論はその言説に飲み込まれる。
しかし、はたして諸悪の根源にされるほど、教師はダメになったのだろうか。
親は自分の子供を守るために、教師は自分の矜持を守るために、世論は真実を確かめるために、社会に蔓延する「正論」に隠された危険性を問いただす1冊。
著者プロフィール
諏訪 哲二
教育界に携わる人間、必読の書。
『教育改革の9割が間違い』2017年10月6日(金)配本!
『尊敬されない教師』好評発売中
~プロフィール~
1941年千葉県生まれ。「プロ教師の会」名誉会長。作家。東京教育大学文学部卒業。埼玉県立川越女子高校教諭を2001年3月に定年退職。「プロ教師の会」は、80年代後半に反響を呼んだ『ザ・中学教師』シリーズ(宝島社)をはじめとして、長年にわたり教育分野で問題提起を続けている。著書に『なぜ勉強させるのか?』『間違いだらけの教育論』(以上、光文社新書)、『オレ様化する子どもたち』『「プロ教師」の流儀』(以上、中公新書ラクレ)など。