凡人の強み

凡人の強み

著者 : 野村 克也

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定価 : 741円(税別)

  • 判型 : 
  • 刊行年 : 2016/02/20 発売
  • ISBN : 9784584393871

内容紹介

正しい努力だけが人間を磨く

苦労とともに生きた、野村元監督の野球人生のすべて

「苦労は買ってでもしろ」と心から思う。現役を退いてから、その差は広がる。

私には、苦労してきたことの自負がある。何かあるといつもその苦労を思い起こし、

頑張ってきた経験がある。

ボロボロになるまで現役にこだわったのは、

ブルペンキャッチャーとして入団した、辛い経験があったからだ。

最後は不器用が勝つ。

なぜなら不器用な人は、器用な人が未経験なことを経験しているのだから────。

苦労が人間を磨くのは、「思考」「感性」「勇気」が自然と育まれるからだ。

1 どうにかこの状態から抜け出したい」と本気で願うとき、

現状の苦労から抜け出すための方法を一生懸命「考える」という習慣が育まれていく。

─────────「思考」

2 そして「自分には何が足りないのか」を考える。

すると今度は、自分や周りの人間がおかれている状況や心理、

変化を敏感に察知するようになる。

─────────「感性」

3 そこから「何かを変えなければいけない」ことに気づけば、

苦労から抜け出すために新しいことに果敢にチャレンジする「勇気」も身についていく。

─────────「勇気」

苦労とともに生きた、野村元監督が「凡人」だからこそ成功できたという、

その「正しい努力」の方法を語る。

著者プロフィール

野村 克也

1935年、京都府生まれ。1954年にテスト生として南海ホークスに入団。1980年に45歳で現役を引退、解説者となる。1990年には、ヤクルトスワローズの監督に就任し、4度のリーグ優勝、3度の日本一に導く。1999年から3年間、阪神タイガースの監督、2002年から社会人野球のシダックス監督、2006年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任。2010年に再び解説者となり、現在、多方面で活躍中。