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内容紹介
主流派、非主流派が激論は交わしたかつての自民党はもはやない。
田中政権以降すべての総理大臣にインタビューをするなど、常に第一線のジャーナリストであり続けてきた田原総一朗。
議論なき政治はいったいどこへ向かうのか!?
その変質がもたらす危機に警鐘を鳴らす。
本書では自民党前史と言える吉田茂の自由党から、結党で何をめざしたのか、岸信介の日米安保改定は何だったのか、自民党の原点を振り返る。
その後、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄と続く高度経済成長の時代を経て、冷戦の終結という歴史的なターニングポイントを迎え、迷走する自民党の足跡をたどる。
そうした時代の変遷をふまえたうえで、安倍晋三首相がいったい
何をめざし、日本をどう変えようとしているのかを浮き彫りにする。
著者プロフィール
田原 総一朗
ジャーナリスト。1934年滋賀県生まれ。60年早稲田大学文学部卒業。同年岩波映画製作所入所。64年東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)、『激論!クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『塀の上を走れ 田原総一朗自伝』講談社)、『安倍政権への遺言 首相、これだけはいいたい 』(朝日新聞出版)など多数の著書がある。