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内容紹介
足跡をたどることで意外な事実が見えてくる
本書は、「行幸」、つまり「御所からのお出まし・お出かけ」に焦点を当てている。
天皇個人の人となりはもちろん、その時の具体的行動から、歴史の壁の裏側を探ろうとするものである。
この本では私たちが親しんでいる昭和天皇と今上天皇を取り上げた。その足跡をたどれば、幼くして「将来の天皇」という重い運命を引き受けた二人が、どのように時代と格闘したかがわかるだろう。
巻末資料は、『昭和天皇実録』や側近の日記、その他の資料から再構成している。歴史年表と見比べるとなかなか興味深いし、思わぬ発見ができるはずである。
著者プロフィール
竹内 正浩
1963年、愛知県生まれ。文筆家、歴史探訪家。地図や鉄道、町歩き、近現代史研究をライフワークとする。
著書『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ、『地形で謎解き!「東海道本線」の秘密』(以上、中央公論新社)、『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』『水系と3Dイラストでたどる東京地形散歩』(以上、宝島社)、『地図で読み解く東京五輪』(KKベストセラーズ)、『写真と地図でめぐる軍都・東京』(NHK出版)、『空から見える東京の道と街づくり』『「家系図」と「お屋敷」で読み解く歴代総理大臣』シリーズ(以上、実業之日本社)など多数。